2023/01/07 09:26














先日、父親が69歳で急逝しました。


体調不良で個人内科に連れて行ったあと
抗生剤服用で様子見してましたが、

やっぱりおかしいということで
私は仕事でイベントに向かう朝、
早目に家を出て途中で
大きな病院へ連れて行く直前の出来事。


救急隊の方が心臓マッサージをしてるとき
頑張って!頑張って!って言いながら

このまま持ち堪えてくれて
あとで笑い話になるんじゃないか‥
そんな期待も虚しくでした。



昨日会いに行けばよかった。

せめてテレビ電話で
様子を確認すればよかった。

今日私が、もっと早く家を出とったら。


もうそれしか頭になくて。

涙も勝手に流れてきて
後悔だらけで息もできなくなった。



人間って後悔ばっかりしてると
中身がすっかすかになるんだね。


それをすごく体験した。


時間は戻せない。
本当にいなくなってしまったんだって喪失感。


それでもやらなきゃいけない事はあって。
病院からは、葬儀場の手配をと言われて。


4月に祖母を見送ったけん
少し段取りがしやすかったかな。


身内も入れて20人くらいかなって
弟と考えてたんだけど
実際はすごい人数の方が来てくださいました。


定年退職後も数年働かせて頂いた会社。


退職して何年も経つのに
そこで一緒に働いた方たちや
代表取締役の方まで
お通夜、告別式と県外からも次々と
父に会いに来てくださいました。



皆さんね、来た時から涙を流されてて
思い出の写真を見ながら笑ってくださったり。


末の弟は父と同じ職場やったけん、
会社内の雰囲気や
父の人間関係とか話してくれた。


組織に群れない、飲み会なんて来た事もない
一匹狼のような人も
父の退職の集まりには参加されてたって。
今回のお通夜も深夜に熊本から
お別れに来てくださいました。

その方には手作りの梅干しまで
頂いたことがあったそうで。
職場の休憩時間とかに
楽しく私生活の話題なんかも
してたんでしょうね。
聴き上手やったし
みんな一瞬で心を開いちゃう。



肉体労働で若い新入社員も
1週間で辞めちゃうような環境で、
父は60を過ぎても、キツいと
ひと言も言わずに働いてきたそう。

体も小さくて、老体で黙々と仕事するから
社員みんなが、すげーって尊敬してたって。


父の人望とか人柄、信頼の厚さとかを
亡くなった後にまじまじと知れたんですよね。


泣きながらも、思い出話で笑いが起こる。
父ってそんな人。




上の弟と私と母は
自分達の知らない父がいたことを知りました。
娘なんかは、ド天然のお祖父ちゃんって
思ってただろうから。


お通夜の後は葬儀場に泊まり
「今このタイミングで
父とゆっくり話したいね」って
涙しながら朝方まで語りました。